冷却効率、メンテナンス性などを考慮しご選定頂けます。

01クロスフロー型 (直流型)

クロスフロー型(直交流型)

熱交換部の充填物に上部から温水(循環水)を、両サイドより外気を流入させ、温水の蒸発潜熱を外気が奪い、温水を冷却するものです。
水と空気が十字型に接触することから直交流型(クロスフロータイプ)と呼称しております。

特徴

  • 塔上に散水装置が開放式になっている為、異物の除去・清掃等が容易になっております。
  • 冷却塔の側面がルーバー付きの開放式になっていますので、充填物の状態が容易に点検・確認ができます。
  • 塔内に点検歩廊が設置されているので、運転中の保守点検ができます。

02カウンターフロー型 (向流型)

カウンターフロー型(向流型)

冷却塔の上部にノズルを装着した散水配管から下方向に温水(循環水)を散水、塔下部から外気を取り入れ、温水の蒸発潜熱を外気が奪い温水を冷却するものです。水と外気が向かい合う様に接触することから向流型(カウンターフロータイプ)と呼称しております。

03ハイブリッド型 (白煙対策)

ハイブリッド型(白煙対策)
ハイブリッド型(白煙対策)

冷却塔より排出される空気は、高温で湿度100%の状態で外気と接触する為、冷却されると過飽和状態となり白煙を生じます。白煙は純粋な水蒸気ですが、地域社会への配慮により、白煙防止策がとられることがあります。

04振動・騒音・省エネ対策

冷却塔に関する環境対策、省エネエルギー対策など多岐にわたる様々な問題に対して、経験と技術力でお客様のご要望にお応えします。

白煙対策

冷却塔は多量の空気を取り入れ、温水と直接接触させ、温水の部を蒸発し冷却を行います。排出された空気は、高温で湿度100%の状態で外気と接触する為、冷却されると飽和状態となり白煙を生じます。この白煙量は、外気温度が低い程多く、夏期より冬期が目立った状態となります。白煙は、純粋な水蒸気ですが、地域社会への配慮により、白煙防止策がとられる事があり、代表的なものとして加熱方式があります。加熱方式(DRY&WET)は、高温・高湿の空気と外気を加熱した空気を混合させる事により、過飽和空気状態にある空気の湿度を下げ、不飽和空気にして排出する方式です。

騒音対策

騒音対策
近年、騒音問題がクロ ーズアップされております。
交通騒音、産業騒音等のみならず冷却塔より発生する騒音も例外ではありません。
一般に冷却塔の騒音は、送風機の音と水の落下音が音源となり、塔外へ伝達されます。
騒音防止策としては、音源自体を低くする方法と吸音装置を用いて減衰する方法があります。
前者には、低騒音型送風機の使用、後者には、吸音ルーバーや吸音ダクト遮音壁等を使用します。

飛散水対策

飛散水対策
腐食性の高い循環水を御使用される場合、送風機より排出される水滴によって、周辺機器やポンプ等の腐食の原因になる場合があります。
各種取り揃えたエリミネータより最適なタイプを対策としてご提供致します。

省エネルギー対策

近年、省エネは設備を運営するうえで重要要素となっております。
設備の合理化策として、またISO14001の認証されている工場においては、要求事項を満足させる為にも消費電力を低減 する必要があります。

省エネルギー対策として下記の対策を行っております。

  • インバータ、自動可変翼 対策
  • 管理温度にあわせた送風機の運転制御
  • 循環水量調整によるポンプの運転制御
  • 高効率モータの使用
  • 冷却塔の能力改善による設備負荷の低減
  • 高性能冷却塔へのリプレースによる送風機・循環ポンプの商品動力の低減

省エネルギー対策事例

インバータ制御システム

冷水温度を検出し、その電気信号でインバータ装置を用い商用電源の周波数を変換し、送風機の電動機回転数を変えるものです。このシステムは冷水温度の微小変動にも即応した省エネルギー効果が大きいものです。

システムフロー

システムフロー

運転モード

運転モード

05構造材

鋼製
コンクリート製
FRP製

環境や水質などの様々な条件に対応いたします。

鉄骨製
溶融亜鉛メッキを施した型鋼を使用し、耐久性・リサイクル性の高い製品です。
(ご要望によりステンレス製もご提供しております。)
FRP製
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)の引抜成形材を使用し、耐食性・軽量性に優れています。
木製
耐久性向上のために特殊な防腐処理を施した木材を使用し、低pHの水質等に適しています。
コンクリート製
冷水槽と共に建造され、耐久性・堅牢性に富んでいます。

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